昔は難しかったシストレ自動売買
システムトレードとは、『売買条件を組み合わせてトレードルールを作り、そのロジックに従うことで、裁量を入れずに売買判断を行う投資手法』です。このトレードルールに自動売買機能を搭載したものがEAであり、これを入手してしまえば、実際の運用までの流れはとてもシンプルです。それでも昔は、ハードウェア環境、ソフトウェア環境が技術的に追いついておらず自動売買は高嶺の花であった時代も。しかしながら、日本でのFXの個人への解禁、そしてネット環境の目覚しい進化で自動売買が容易なものとなりました。
ドンドン下がる、シストレの障壁
どんなに素晴らしいトレードのアイディアがあっても、それが本当に機能するかを検証するためのツール、またトレードを執行するためのツールがなければ自動売買は実現できません。この一連の流れを実現してくれるソフトウェアが『MT4』です。MT4を使用すれば、自分で組んだロジックがどんな通貨ペアで、どんな時間軸で、どんな検証期間で、どれだけの運用パフォーマンスが得られるかを直ちに確認できます。その他、mql言語によるプログラミング、最適パラメータの設定、そして自動売買の執行まで、これ1つでまかなうことができます。
現在の自動売買のスタンダード、MT4
現在、日本人だけではなく、世界中のトレーダーの心をしっかりと掴んで離さないツール、それが『MT4』です。MT4はチャートソフトのみならず自動売買機能がありますから、自分でパラメータを設定したら、あとは自分が仕事をしていても、寝ていても、ロジックに応じた売買をしてくれます。ただ、安定した損益を叩き出せるかは、このMT4に組み込むEAロジックに掛かっています。